ばあちゃん曾孫を抱く
最近息子がばあちゃんに対して厳しい(笑)
「ばあちゃん!お水入れすぎ!」(いつもコップすれすれに水を注ぐばあちゃん)
「ばあちゃん!どーいーてー!」(息子が走り回るコースに立ちはだかるばあちゃん)
「ばあちゃん!出てきちゃダメ!」(なぜかリビングに出てくるのをダメだと言う息子。さすがにばあちゃん悪くないのでママが割り込む)
息子の言い方を見ていると、私たちがばあちゃんにいつもきつく言っているんだろうなぁと反省したりしなかったり。
息子はばあちゃんのことを、普通の大人とはちょっと違うぞということは理解していると思うけど、一緒にあそぼーと言ってオモチャを渡して遊んでいるかと思えば、かなり下に見ている態度の時もあって・・・うん、やっぱり気を付けよう、私。
さて、そんな関係の息子とばあちゃんですが、息子がまだ赤ちゃんの頃は、ばあちゃんに抱っこさせるのは危なすぎて、主人が見守っているときに、座っているばあちゃんの膝の上に乗せて抱っこさせたのが2度ほどあるくらいです。
産まれる前のエア抱っこを除いては。
私の出産前、その頃はまだじいちゃんが2度目の脳梗塞を起こす前で、要介護はばあちゃんのみ。じいちゃんもまだ微力ながら戦力だったので、産前に2週間、産後に1ヶ月の里帰りを予定していました。
ところが切迫気味だったことで、予定より2、3週間早めから実家で過ごすことに。
もしかしたらばあちゃんは私が家に居なくなる=生まれた、と思っていたのかもしれないんですが・・・(主人が何度も説明していたけど)
まだ生まれていないのに、なんだか赤ちゃんを抱くパントマイムが始まって、主人が尋ねたら、パントマイムじゃなくて、ばあちゃんには見えていたそうで。
日に日にエスカレートして、ある日お風呂からエア赤ちゃんを抱っこして出てきたばあちゃんは、主人に
「(赤子を)お風呂いれたで。乳飲みにきよったわ(照)」
と衝撃の一言を発したのでした。
それを聞いた私は、息子がある程度大きくなるまで絶対に目が離せないぞと、あらためて認知症介護と子育てを同じ家で行うことへの不安を大きくしたことを覚えています。
切迫気味と言われたことが嘘だったかのように、息子は予定日より10日遅れで誕生しました。
その結果、産前に約1ヶ月半、産後に1ヶ月の約2ヶ月半も実家に居たわけですが、その間ばあちゃんはかなり頻繁にエア赤ちゃんを抱っこしていたようです。
リアル赤ちゃん、あんまり抱っこさせてあげれなくてごめんやで。
でも乳やられたら、たまらんからなぁ。