一番大切なのは自分
私が主人の育ての親であるじいちゃんばあちゃんを介護していることを話すと、だいたい「偉いわね」とか、年配の方なんて「うちの嫁に来てほしい」とか言われます。
いやいやいやいや!そんなできた嫁じゃないですから!
キレて怒鳴ったり物に当たったりとかザラにする嫁ですけど?
って内心叫びながら「そんな褒められたもんじゃないです~」と笑顔で答えますけど。
私が介護をしているのは、もちろんやりたくてやっているわけではないです。
他に誰かやってくれるんだったら絶対やりたくない。
お給料も発生しないのに自分の時間を割いて、時には息子にまで我慢を強いて。
大人のうんこやおしっこの処理をして、常に尿臭がする家に住むなんて、本当は嫌。
でも、要介護のじじばばを放り出せないんだから仕方ない。
やるしかない。
いろいろ頑張っているように見えるのは、一種のパフォーマンスで、自分がパンクしないための自己防衛です。
私が発信することにたくさんのひとが共感してくださる、応援してくださることで、自分を守っているのです。
私にとって「話す」ことは「放す」こと。
一番大切なのは自分です。人間だもの。
これ以上はどうしても無理だというときが来たら手放すことができるように、精神的にも物理的にも助けてくれる人や場所を作る。
私は絶対、私を孤独にしない。